娘が2歳4ヵ月の時に吃音(きつおん)症に。吃りと出会い、格闘した日々について、勇気を出して今綴ります

ども。ラスカです☆
今回語るのは私がまるちゃん(娘)の吃りと出会った時のことについてです。
実は私、ちょっと前にもブログをしていたことがあったのですが、そのブログも子育ての情報を発信していました。
しかし、そのブログではまだ、娘の吃音について書くことができなかったのです。
何故かというと、まだ自分自身頭の中で整理がついていなかったですし、何より悩んでいる真っ最中だったので書くことが辛かったのだと思います。
でも今回はブログを開設したことで、自分自身悩んでいたこと、乗り越えたことを勇気を出して発信してみようという気持ちになりました。
誰かの役に立てたら何より。そして、吃音症の子どもを持つお父さん、お母さんの参考になればと思い綴ります。
私とまるちゃん(娘)の吃りとの出会い
まるちゃんが2歳4ヵ月の時のこと。
忘れもしない、暑い夏の日でした。
ベランダでまるちゃんが
「マ・マ・ママ、ア・ア・ア・ア・アイス食べたい」と言ってきました。
その時、私自身「吃音症」という言葉、存在自体を知らなかったので、何も考えず「マ・マ・ママ、ア・ア・ア・ア・アイス食べたい~?何それ~!アイス食べたいの?」と何食わぬ顔でまるちゃんに伝えました。
するとまるちゃんは「えへへへへ~!!!」と笑っていたのです。
それから数日間、たまに吃るくらいでひどくはなく、私は「まだ2歳だしな」くらいにしか思っておらず、気にしていませんでした。
あれ…?娘が「吃音症」ということに気づいた日
実家に帰った日のこと。
当時娘はイヤイヤ期真っ最中。私がイライラすることも時折ありました。
その日の昼食、娘がご飯をあれがいいこれがいいと駄々こね、席を立ってわんわん泣き叫んでいたことがありました。
ちょうど私はその時、余裕がなかったのか「もういい!」と娘を床に置きその場から少し離れて母親にこう言いました「ああやって少しのことで泣き叫んでほんとイライラする!!」と。
私自身がまだまだ子育ての未熟者で、娘が聞こえる場所でそう言ってしまったのです。
まるちゃんは2歳4ヵ月。
子どもにより成長のペースはさまざまで、2歳でも言葉の理解度が高い子とそうでない子がいます。
まるちゃんはというと、もうすでに会話が成り立つくらい言葉を理解していました。
もちろん、私の放った言葉は口調といい、意味といい、十分に理解していたと思います。
私の余裕のなさに、母親(娘からすると祖母)がまるちゃんを2階に連れていき一緒に遊んでくれていました。
それから、娘の吃りはどんどんエスカレートしていくのでした。
そしてある日、私の姉が娘の言葉の変化に気づくのです。
姉「まるちゃん。吃ってない?」
私「?(・・(・・?。吃りってなん(・・?」
姉「言葉を連続して話したりすることよ。小学校の頃の同級生におったなー」
それを聞いていた母親が「さっきあんたが怒った後ずっと言葉連発してたよ」と言っていました。
その時、一気に私の中で不安がよぎったのをよく覚えています。
すぐさまネットで調べてみると
吃音症(きつおんしょう、英: stammering)とは、言葉が円滑に話せない疾病、または障害である。「発語時に言葉が連続して発せられる」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く」などの症状を示す。小児期発症流暢症/小児期発症流暢障害(吃音)と、症と障害が併記され、英語表記で、Childhood‒Onset Fluency Disorder (Stuttering) の診断名である。非流暢発話状態のひとつ
とある。
そして、どうやら吃音症にはどうやら2つあるらしい。
◆獲得性吃音…青年期以降に発症し、原因が明らかな吃音
(1)獲得性神経原性吃音…脳卒中など脳の病気が原因となって起こる吃音
(2)獲得性心因性吃音…心的なストレスが要因で起こる吃音
◆発達性吃音…幼児期に発症し、原因がよくわかっていない吃音
2歳4ヵ月だけど、私は娘が“獲得性心因性吃音…心的なストレスが要因で起こる吃音“も関係しているのでは?とあの日まるちゃんに放った言葉を思い出し、その日から自分を責めまくる日々が始まりました。
そして私はまるちゃんの吃りを「治さないといけない」と思いました。
母親にさっそく相談してみた
母親に「まるちゃん吃音症かもしれない」と伝えると
「それは治さないとね。正しい言葉を教えてあげないといけないよ」と言ったので、私は娘が吃る度言い直しさせていました。
でもそれは約1~2日間だけだったと思います。
ネットですぐにその対応が間違っているということに気づいたからです。
吃りの対応として適切なのは
・言い直しさせない
・最後まで話を聞いてあげる
・最後まで言い切ったら相槌を打って復唱し「あなたが伝えたいことは伝わりました」という反応を見せる
・厳しくしすぎない
・挨拶やありがとう、ごめんなさいなど、強要して無理に言わせない
・親子のコミュニケーションをたくさん取る
・そのままのあなたが大好きということを伝える
などなど。
それからというもの、私は上記のことを意識して娘と対応することにしました。
吃音症のまるちゃんと向き合う日々
日が経つにつれ、だんだんとひどくなるまるちゃんの吃り。
ついにすべての言葉を吃るようになりました。
そして「ママ」というたった2文字の言葉さえ。
「マッマッマーマーマーマーマーマーマーマーマーマーマーマー」
胸が張り裂けるくらい、どうすれば良いか分からない。
けど笑顔で「どうしたの?」
という感じで、娘が吃っていることは気にしないフリをして毎日接していました。
悪いことをしても怒るのが怖くなり、注意すらできませんでした。
それは、娘の吃りががもっとひどくなるのでは?という恐怖感があったから。
どうしてそれを「恐怖」と考えるのかというと、「小学校に上がって吃音が治らなかった子は定着し、大人になっても治らない可能性が高いから」ということをネットで知ったからです。
吃音は、自分自身の喋り方がおかしいと認識するともっとひどくなるらしい。
緊張して吃りになるのではなく、吃るから緊張するということも知りました。
小学校、中学校に上がると、人前で発表することがたくさんある。
吃りが定着するとまるちゃんはどんな辛い思いをするだろうか、と考えるとまた切なくなり、苦しくなり、私は絶対に治してあげたいと思いました。
イヤイヤ期の娘を怒らず、向き合う日々。
駄々をこねだすとどうしようもできない、でもイライラは抑えないといけない。全ての要求に応える努力もしました。
でも私はその頃、本当に幸せな感情で娘と接していなかったのかもしれません。
その頃私はネットで毎晩毎晩夜中の3時くらいまで起きて、ネットで吃りについて調べました。
言語聴覚士さんにも相談し、どうにか娘の吃りが治るような知識を習得していきました。
まだまだ長くなりそうなので、続きはこちらへ2歳~5歳の3年間、吃音症だった娘と向き合って。今私が伝えたいこと。
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Comment
rasukaさん、はじめまして!
エリーといいますヾ(^^ )
記事読みました。
まるちゃんの吃音。。
吃音というものを初めて知りました。
子供のストレスは思わぬ型で出るんですね。
私も3歳娘がいるので、
普段の話し方、気をつけようと思いました。
子育ては母親負担が大きいから、
イライラする気持ちわかります!
毎日反省の日々ですσ(^_^;
また来ますね♪
エリーさん、初めまして!
コメントありがとうございます。
そして、記事をお読みいただきありがとうございます(*’▽’)
娘さんいらっしゃるのですね。そうなのです。
チック症状が出る子もいれば、うちの子のように、
言葉として出てくる子もいます。
それぞれなので、子どもの変化には気づいてあげたいですよね。
イライラしない親なんかいないと思います。
私もまだまだです。お互いに子育て頑張りましょう♪
はい♪またいらしてください!!